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高校1年生 進路ガイダンス実施報告 ~文理選択を前に、大学の学びの「中身」を深く探究~

2025.10.31
高校(本科)
学習活動

 10月23日(木)の午後(A帯13:30~14:10、B帯14:30~15:10)を利用して、高校1年生を対象とした進路ガイダンスを対面講演会形式で実施しました。このガイダンスは、11月に控える文理選択に先立ち、生徒たちが進路のミスマッチ(アンマッチ)を起こさないよう、興味のある学問分野や大学の学部学科の中身を深く知ることを目的としています。

 生徒は事前に興味のある2つの分野の説明会を選択し、各分野において、大学教授や大学入試担当の方にご講演いただきました。この日、会場となった14の教室には、文系・理系にわたる多様な学問分野が集結しました。

 特に、横浜国立大学(経済・経営・商)、中央大学(法・政治)、東京理科大学(数学)、宇都宮大学(化学・生物・バイオ)、埼玉医科大学(医学)、東京薬科大学(薬学)など、幅広い分野についての講演が行われました。

 ガイダンスでは、大学での学びが高校での学習の延長線上にあることや、将来の進路と直結していること を実感する貴重な機会となりました。講演終了後も代表生徒が講師を教職員玄関まで誘導しながら談笑するなど、充実した時間となりました。

 

~参加生徒の感想の一部~
1. 専門分野の深さと選択の幅

 数学科の説明では、問題を解く数学ではなく、幾何学や代数学などを掘り下げ、それを現実に応用する楽しさがあること、また大学で学ぶ数学が主に解析、代数、幾何の三つに分けられることを知り、分野の奥深さを感じました。また、法学系では、法律が人間の生活や社会にとって必要不可欠なものであり、利害調整と統合力を学べることを知り、自身の選択肢の豊富さに気づきました。

 

2. 学部に対するイメージの変革

 農学部の説明を聞き、農学が単に農業の勉強をするのではなく、幅広い生命科学を学び、持続可能な科学技術の発展に貢献する学部である、というイメージとの違いを理解できました。また、経済学部と経営学部の違いについて、経済学は限られた資源(時間、金など)をどう分配するか、経営学は組織をどう運営、活用するかという具体的な説明を受けて、学びの内容を明確に理解できました。

 

3. 将来に向けた意識とモチベーション向上

 医学部の講演を聞き、医学は「難しい」学問だが非常にやりがいがあること や、体力的・精神的に厳しいものでもあるが、勉強や研究が充実していることを理解し、忍耐力や覚悟が必要だと認識しました。今回のガイダンスを通じて、自分の進みたい分野や将来の目標がより明確になり、今後の学習や進路選択に対するモチベーションが向上しました。