10月6日(月)の放課後を利用して、埼玉医科大学保健医療学部の若山先生と大学院生を本校に招き、医学と工学を結んだ内容 の実習体験をしていただきました。
高校1・2年生の希望者13名が参加し、6つのプログラムから1つを選択しました。実習内容は多岐にわたり、鉄板とコンパスを用いて絵の輪郭に沿って円をかき、ホログラム的なものを作る体験 や、レーザーの出力電圧を変えて青い板にできる丸の大きさを計測する実験、そして超音波のエコー画像で自身の血管を観察する実習 など、様々な活動が見られました。
黙々と作業をするグループや、自身の身体を使って調べていくグループなど様々で、手書きホログラムでは自分の作りたいものが上手く作れなかったり、試行錯誤が求められる など、うまくいかない様子も多々見られました。ただ、これも大学の研究の一面だと若山先生は生徒に伝えていました。
生徒は授業終了から2時間30分以上の実習(16時~18時30分) で疲れつつも、皆本当に楽しんでいる姿が印象的でした。
他のグループの実習内容が気になる生徒も多く、次はあの実習をやりたいなと盛り上がっていました。
大学病院群を持つ大学でしか学べない、大変貴重な時間を過ごすことができました。
~参加生徒の感想の一部~
1. 工学の不思議さと探究心
鉄板とコンパスを使ったホログラム的な実習を通じて、工学の不思議さを垣間見る ことができました。上手く作れない時には原因を考察し、完成形に近づけるプロセスが難しくもあり楽しかったです。時間があればホログラムができる詳しい理由や用途も調べたいです。
2. 医療と工学の繋がり
レーザーを使った実験や、波の数の変化で3Dスキャンができること を学び、レーザーがレーシック手術などで医療に使われている のだと改めて感じました。医療には工学が不可欠であることを体験を通して知り、今後もっと興味を深めて探究していきたいという意欲が湧きました。
3. 将来へのモチベーション
超音波のエコー画像で血管を調べ、AIによって写真の欠陥に色を付けるプログラミングを体験しました。プログラミングをAIとともに構築する経験を通じ、何者でもない自分が世界の科学、医学を進められる可能性があるという発見があり、大学受験に対するモチベーションが高まりました。









