昨年度中1より実施している「ビブリオバトル」。今年度は中学1・2年生合同での開催となりました。各学年で予選を行い、代表6名が選出。その後、保護者会での発表および投票を行い、各学年から3名ずつが最終代表に選ばれました。

決勝戦では、中1と中2の生徒たちの見守る中、6名の代表がそれぞれの「推し本」を熱く紹介。中学2年1組 城戸君が紹介した『クスノキの番人』(東野圭吾著/実業之日本社)が、約200冊の中から「チャンプ本」に選ばれました。
2年目の開催となった今年度は、昨年度の経験を活かした2年生が、堂々と自信をもって発表する姿が印象的でした。その姿を見た1年生たちは、来年度の自分の発表に思いを馳せるきっかけとなり、学年を超えた交流を通じて、自分自身を見つめ直す貴重な時間になりました。来年度は、3学年がそろって初めての開催「城北埼玉中学校第1回ビブリオバトル」を予定しています。現中学1・2年生は経験者として、後輩たちに堂々とプレゼンし、さらに魅力ある発表会になっていくことを期待します!
【城北埼玉中学校ビブリオバトルの目的】
(1)自らの考えを論理的に構築し、他者に伝える力を育む
(2)クラスや学年を超えて交流することにより、多様な価値観や考え方に触れ、読書への興味関心を広げる。
(3)健全な競争と協働を通じて、仲間との関係性を深める。
(4)「問いを立てる力」と「情報を探す力」を育てる読書体験の入り口とする。
今回のビブリオバトルは、総合的な学習の時間や探究デー、ロングホームルームなどを活用し、着実に準備を進めてきました。生徒たちは「読んでほしいと思う本」を紹介するために、伝え方を工夫し、緊張の中でも果敢にチャレンジする姿を見せてくれました。この取り組みを通して、生徒たちには次の力を育んでほしいと考えています。