11月11日(火・創立記念日)に、中学3年生および高校1年生を対象とした「2025 東薬実体見」が開催されました。終日にわたり、薬学研究の一端に触れる体験を行いました。
午前の部では、身近な泥を利用した「泥電池」の発電実験を行いました。生徒たちは実際に泥電池を作り、泥の種類によって流れる電圧が異なること、特に沼の泥が最も多く発電することを確認しました。当初、泥からの発電に驚きを感じた生徒もいましたが、実験を通して、泥の中にいる微生物が電力を生み出しているという事実に深い感動を覚えました。この経験は、身近なものでも使い方次第でSDGsにつながるという気づきを与えました。
昼食には大学構内の食堂を利用して、美味しさはもちろん学生たちの様子を見たりと体験できました。
午後には、研究室や、自生種と培養種を合わせて約2000種を誇る植物園の見学を行いました。参加者からは、「薬学は薬の開発だけでなく、薬草の栽培や微生物の研究など奥が深い学問だとわかった」との感想が多数寄せられ、薬学部への見方が変わり、進路への興味関心を深める貴重な一日となりました。





