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目に見えない多様性を

2025.11.06
高校(フロンティア)
PROGRAM

 BIOTAさんとの共創プロジェクトとして、正門前の植栽の植え替えを行いました。4回の講義を重ねて、ついに土壌改良に挑戦です。校舎の顔ともいえるこの場所を、地域に根ざした温かみのある空間へと生まれ変わらせるため、生徒とBIOTAさんが協働で植栽デザインを制作。地域にゆかりのある「イチジク」をシンボルツリーに、城北埼玉のスクールカラーを取り入れたレイアウトを、一緒に考えていきました。

 作業初日には、長年景観を支えてくれていたツツジに別れを告げ、1本ずつ感謝を込めて丁寧に撤去しました。その後は土づくり。竹炭やもみ殻、たい肥、落ち葉を混ぜ合わせて微生物の多様性を育むことで、新たな植栽が根付きやすい環境を整えていきました。生徒たちは手で土を触り、変化を観察しながら、自然との関わり方を考えるきっかけになったのではないでしょうか。

 2日目には、生徒とBIOTAさんが共に設計したデザインを、実際の景色を俯瞰しながら植え付け作業へ。今回の取り組みを通じて、生徒たちは単に植物を植えるという作業だけでなく、微生物と植物の多様性や自然との共生についての問いを深められてようでした。企画からデザイン、実践までをプロの知見とともに進めたこのプログラムは、“本物に触れる学び”の力を実感させてくれる貴重な時間となりました。