6月14日、本校フロンティアコースの大宮君が、さとのば大学主催「高校生フェス」のプロジェクト発表企画「マイプロ」に参加しました。会場は、東京・下北沢にあるシモキタカレッジ。
下北沢といえば、都会的な感性が息づく一方で、「シモキタ園芸部」や「発酵デパートメント」など、自然との共生を大切にする取り組みが見られる、ユニークな地域です。そんな文化の交差点ともいえるこの場所で、高校生たちの熱い探究発表が行われました。
参加した生徒はこれまで、地域創生や町おこしイベントなどに積極的に参加してきました。そうした活動の中で、彼の中に芽生えた問い——
それが、「どうすれば、自分は“当事者”になれるのか?」というものでした。
外から関わる「部外者」と、その地域の課題に向き合う「当事者」の違いとは何か。
当事者意識を持った“よそ者”が、地域のためにできることはあるのか——。
今回のマイプロでは、そのような深くて複雑な問いに至るまでのプロセスと、これまでの実践を発表しました。
発表後は、さとのば大学の方々や他校の高校生たちと意見を交わし、お互いの悩みや問いを共有する時間もありました。
一つの正解にたどり着くことが目的ではなく、それぞれの「問い」を大切にしながら対話ができた、非常に有意義な学びの場となりました。
地域に関わるとはどういうことか。
「自分ごと」として社会を捉えるとはどういうことか。これからの学びのヒントが、たくさん詰まった1日でした。