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JSProgram「最強交渉術」 事前授業:カレーの授業を実施しました

2026.02.19
中学校
学習活動

 2月10日(火)および12日(水)、本校の中学1年生・2年生を対象に、3月に実施されるJSP with 埼玉弁護士会「最強交渉術」に向けた事前授業が行われました。講師として、埼玉弁護士会法教育委員会委員長の宮﨑先生をお招きし、国語の授業1コマを活用した「カレーの授業」という、非常にユニークで実践的なワークショップが繰り広げられました。当日のプログラムの魅力を、3つのポイントでご紹介します。

 

 1つ目は、本物の弁護士との出会いと「対話のプロ」の視点です。
生徒たちの多くは、生の弁護士に会うのは初めてでした。宮﨑先生は、実際に使用されている弁護士バッジを生徒たちに回して見せてくださるなど、親しみやすい雰囲気で「紛争解決のプロ」としての弁護士の役割を語ってくださいました。弁護士の仕事は単に相手を論破することではなく、証拠や根拠に基づいて筋道立てて話し合い、相手を納得させて解決に導くことであるという言葉に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。

 

 2つ目は、熱気あふれる「カレー vs 焼肉」の交渉シミュレーションです。
「今日の夕飯を何にするか」という身近な題材を用い、カレー派の講師を、焼肉派の生徒たちが説得するワークが行われました。講師から繰り出される鋭い反論に対し、生徒たちはチームで知恵を絞り、必死に「納得させるための理由」を探しました。この活動を通じ、話し合いには「意見を言うだけでなく、相手を納得させる理由が必要である」という交渉の基礎を肌で感じていました。

 

 3つ目は、一生モノのスキルとなる「交渉術の4つのポイント」の習得です。
授業の締めくくりとして、宮﨑先生から今後の人生のあらゆる場面(文理問わず)で役立つ、話し合いの極意が伝授されました。この事前授業で最も重要視されたのが、以下の「押さえてほしい4つのポイント」です。
 ・意見を言う:黙っているだけでは話し合いにならない。
 ・意見には理由をつける:相手が納得できる根拠を示す。
 ・論点(ポイント)を合わせる:噛み合わない議論ではなく、同じ土俵で対話する。
 ・相手の話を最後まで聞く:相手の意見を取り入れることで、より強い主張が生まれる。

 

生徒の様子(現場の反応より)
 ・最初は緊張していた生徒たちも、シミュレーションが始まると「焼肉の方が味変できる!」「カレーは準備に時間がかかる!」など、次々と論理的な(?)主張をぶつけ、教室は熱気に包まれました。
 ・「プロの弁護士を納得させるのは難しいけれど、ポイントを合わせれば対等に話せるかもしれない」といった、議論の楽しさに気づいた表情が印象的でした。

 

 3月の本番プログラムに向けて この事前授業は、3月19日・25日に開催される「最強交渉術」本番での効果を最大化するためのものです。本番では、新中学2年生はグループディスカッション、新中学3年生はディベートのシミュレーションに、生徒1チームにつき弁護士1人が付くという、この上なく手厚いサポート体制で臨みます。
 プロ直伝のロジックと議論の技術に触れるこのプログラムは、将来の進路選択や社会で生き抜く力(論理的思考力)を養う絶好の機会です。事前授業で議論の基礎を学んだ生徒たちが、本番の2日間を通じて、未来を切り拓くための「一生ものの思考スキル」を体得することを期待しています。