12月18日(木)、本校の希望生徒が和光市にある理化学研究所を訪問しました。今回の見学には、友人に誘われた生徒や、将来の研究職を見据えた理系志望の生徒など、多様なきっかけを持つ生徒たちが参加しました。
当日のプログラムは大きく分けて3つです。
1つ目は、仁科RIBF棟のサイクロペディアと地下加速器施設の見学です。生徒たちは、113番元素「ニホニウム」の発見でも知られる加速器SRCの圧倒的なスケールに驚かされました。原子核を光速の約70%まで加速させて衝突させるという、ダイナミックかつ精密な研究手法を目の当たりにし、日本の科学技術力の高さを実感しました。また、放射線を遮断するための分厚いコンクリート壁など、安全への徹底した対策についても学びました。
2つ目は、環境資源科学研究センター生命分子解析ユニットでの体験型見学です。ここでは、タンパク質の質量を測定して物質を特定する最先端の解析技術を学びました。特に、身近な指紋の採取体験や、1台1.5億円もするという精密な分析機器(MALDI-TOF MS)を間近で見られたことは、生徒たちにとって非常に刺激的な体験となりました。
3つ目は、本校の卒業生である清水先生による講演と交流です。清水先生からは、研究室でのリアルな日常や、進路選択に関するアドバイスを伺いました。先輩が世界最高峰の研究機関で活躍している姿は、生徒たちが自分の将来をより具体的に描く大きなきっかけとなりました。
生徒の感想レポートより(抜粋)
• 「地下加速器が予想の数倍大きく圧倒された。原子を光速の70%でぶつけて新元素を作るという力技のような方法に驚いたが、実物を見るとその迫力がすごかった」。
• 「1.5億円もする機械を間近で見られてテンションが上がった。タンパク質の重さの違いで物質を特定する仕組みなど、専門的な話も例え話で分かりやすく説明してもらえた」。
• 「OBの清水先輩の話を聞いて、曖昧だった研究職へのイメージが具体的になった。自分の進路を深く見据える貴重な機会になった」。
• 「普段は一般公開されていない場所に入ることができ、『じょったま生』で良かったと感じた」。
事後のアンケートでは、参加した生徒の100%が「非常に充実した」「充実した」と回答しており、大変満足度の高いプログラムとなりました。
この貴重な体験が、生徒たちの今後の学習意欲や進路選択における大きな原動力となることを期待しています。











