『JSP』とは、大学等の外部機関と連携して実施する様々な体験型学習Johoku Saitama Programの1つを示します。
7月31日(水)高校1年生から3年生までの生徒25名で、東北大学オープンキャンパスツアーに行きました。生徒は各学部の専門的な学びや、大学の活気ある雰囲気に直接触れられ、将来の進路を考える貴重な機会となりました。
工学部では、宇宙ゴミ(スペースデブリ)問題の解決を目指すロボット開発や、ものづくりの技術、トポロジーに関する模擬授業などを体験。農学部では、動物生命科学コースでの畜産研究や、植物の生育状況を測定するNDVIという機械に触れ、農業に対するイメージを大きく広げました。また、歯学部では虫歯治療やインプラントのデザイン、災害時の歯科医の役割について学び、専門的な技術の一端を実感しました。その他、心理学の実験室や建築学科の模型を見学したり、学食を体験したりと、様々な活動を通じて大学生活のリアルな雰囲気を味わいました。
参加した生徒たちからは、多くの前向きな感想が寄せられました。「東北大学でどのような学部があり、そこで何を学んでいるのかよく分かった。大学の雰囲気を知れて、他の大学と比較する材料になった」という声や、「大学に対する解像度が上がり、勉強のモチベーションが向上した」という感想が聞かれました。また、「工学部でも理学部でも、視点を変えて問題解決に挑んでいることを知り、自分も一つの問題にぶつかった時には多角的に考えることの大切さを学んだ」という発見もありました。さらに、「将来やりたいことが見つかり、東北大学に本気で行きたいと思えた。頑張って勉強しようと真剣に思った」と、具体的な目標を見出した生徒もいました。
今回のツアーが、生徒一人ひとりの将来を考える上での大切な一歩となることを願っております。