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サーキュラーエコノミーへの挑戦
循環の学び@嵐山町 太陽グリーンエナジー

2023.07.28
高校(フロンティア)
PROGRAM

フロンティアコースの学び「WELL」のEはEat(食)。

『F.A.R.M』のプロジェクトでたびたびお世話になっている太陽グリーンエナジーさんを見学しました。今回の食にまつわる学びの目的は3つあります。

1つ目はアクアポニックス。植物の培養と魚の養殖を同時におこなえる循環システムです。別々で育てた場合、肥料とエサが必要ですが、アクアポニックスでは魚のえさのみ。さらに、農耕や養殖に不向きな場所にでも設置することが可能になります。

 

水槽を覗くとコチョウザメが寄ってきます。単純にカワイイ!

2つ目は食用コオロギの養殖です。最近では若干ブームになったり、逆に炎上したりしていますが、ここではかなり認知度が上がる前から取り組んでいます。コオロギの活動温度帯は5℃~40℃くらいで、成虫になるまでの速度も速いのが特徴です。

昨今、気候変動や紛争によりサプライチェーンが滞る事態に直面するようになりました。食を取り巻く問題は、食料自給率の低さやフードロスなど多々あります。それらの解決を図るとともに、別の道を模索しておくことも必要なのではないでしょうか?そして最悪の事態に陥らないように、飢餓をなくすように、世界が手を取り合っていってほしいと思います。

 

3つ目は、休遊地の有効活用です。ここでは、日本由来のブドウ品種「小公子」とハーブの栽培に取り組んでいます。収穫したブドウは、近隣のワイナリーさんに卸しています。日本の山ブドウを掛け合わせた品種だけに比較的暑さにも耐性があるようです。全国でも小公子を醸造したワインが増えてきています。

 

 

ハーブたちは飲食店に卸しているそうですが、ハーブの利用方法については模索中とのこと。

 

小さな循環から大きな循環まで、持続可能なシステムについて考えるきっかけをいただきました。さて、新たに得たフックにこれから何が引っかかっていくか楽しみです。